
“時間”という概念を芸術へと昇華させ、腕時計の枠を超えて「豊かな時を過ごす歓び」を提案してきたフランク ミュラー。その哲学が、幻のワインを手掛けるワイマラマと出会いました。
今回のコラボレーションで誕生したのは、ニュージーランド・ホークス・ベイのブティックワイナリー「シャトー・ワイマラマ」が手がける、特別なプレミアムキュヴェ「CSS 2018」です。“ワイマラマ”とは、マオリ語で「水面に映る月光」を意味します。まるで月光が静かに水面を踊るように、ゆっくりと丁寧に熟成されたこのワインは、大地の恵みと人の手のぬくもりが織りなす“幻のワイン”とも言える逸品です。
その舞台は、ニュージーランド北島東海岸、世界でも名高い銘醸地ホークス・ベイ。この土地ならではの温暖で肥沃なテロワールが、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロといったボルドー系品種やシラーに、他にはない深みと調和を与えています。果実の力強さと奥深さからくる洗練が同居するその味わいは、まさにホークス・ベイの個性そのものです。
シャトー・ワイマラマでは、日本人オーナーの美意識のもと、自然環境に敬意を払ったサステイナブル農法を取り入れています。醸造はフランス人醸造家が担い、“バランスとエレガンス”を追求するスタイルを徹底しています。英国DWWA(デカンター・ワールド・ワイン・アワード)で複数の金賞を受賞するなど高い評価を受け、その存在感は年々高まっています。
「CSS 2018」は、恵まれた気候条件の年にしか仕込まれない、まさに自然が許した瞬間にだけ生まれる限定キュヴェです。90%のカベルネ・ソーヴィニヨンに10%のシラーをブレンドし、芳醇なチェリーやプラムに、クローブやナツメグのようなスパイス、そして土や下草の複雑な香りが折り重なる、奥行きのあるアロマ。口に含めば、肉厚で構造的なボディ、上質なタンニン、余韻の美しさが時間とともに広がります。
生産本数わずか997本の希少なプレミアムワインは、時間・自然・職人の情熱が重なり生まれた、たったひとしずくの“奇跡”といえるでしょう。
大切な人との語らいの夜に。あるいは、一人で静かに“時”を慈しむひとときに。
フランク ミュラーが提案する、「時間を味わう」という新たな贅沢が、ここにあります。
【ワイン情報】
ワイン名:CSS 2018
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン 90%、シラー 10%
土壌:粘土質・シルト質/礫質・石質
醸造:ステンレスタンクと樽によるマロラクティック発酵(26〜29日間)
熟成:フレンチオーク樽11か月(新樽10%、1年以上使用樽90%)
生産本数:997本
価格:44,000円(税込)
【テイスティングノート:ルドヴィッグ・ヴァネロン(シャトー・ワイマラマ醸造コンサルタント)】
深みのあるガーネットレッドの色調。チェリーやプラムといったストーンフルーツの芳醇なアロマに、クローブやナツメグを思わせるスパイスのニュアンス、そして土や下草を連想させる複雑な香りが重なります。口に含むとふくよかで、しっかりとしたボディ感と肉厚さが印象的。高い密度感をもち、力強く骨格のある味わいが広がります。余韻にはストラクチャーのあるタンニンが現れ、躍動感のあるフィニッシュを演出します。
シャトー・ワイマラマについて
シャトー・ワイマラマは、ニュージーランド北島ホークス・ベイに広がる4.5haのブティックワイナリーです。
「テロワール主義」を掲げ、年間わずか2万~3万本という少量生産にこだわり、卓越した品質のワイン造りを追求しています。
ワイン造りを率いるのは、ホークス・ベイの風土を知り尽くしたニュージーランド人ワインメーカー。世界的醸造家の薫陶を受けたフランス人コンサルタントと共に、土地の個性を最大限に引き出し、世界水準のクオリティを実現しています。
その背景には、日本人オーナーの情熱があります。ニュージーランドの雄大な自然、フランスの醸造哲学、そして日本人の繊細な感性——三者が響き合い、融合することで、他に類を見ない唯一無二のスタイルが誕生しました。