Story 2
フランク ミュラーのトゥールビヨンとして世界に存在を示した衝撃的な逸品。ジャンピングアワー機能付きトゥールビヨンという、まったく新しい構造を実現。時針と分針を備えた、レギュレーター タイプの文字盤もユニーク。この複雑機構を原動力とし、その後、枚挙に暇がないほどの世界初を発表していきます。
フランク ミュラーの誇るトゥールビヨンが、同じような高度な技術を求められる複雑機構であるミニッツリピーターと統合され、完璧な調和を奏でています。ムーブメントのパーツには、エンパイア スタイル(帝政様式)の装飾が施され、スケルトン加工された文字盤から覗き見ることができます。設計に2年を要し、数百個ものパーツが使われています。
驚異的に難易度の高い技術が要求されるトゥールビヨンに加え、さらにミニッツリピーターとパーペチュアルカレンダー(永久カレンダー)という、2つのハイレベルな複雑機構を組み合わせたコンプリケーションモデル。研究と開発に2年を要し、数百個のパーツを必要とし、わずか1点のみ製作されたモデルです。
地球の重力の影響によって生じてしまう精度の狂いを自ら補正することのできる特別な機構が、トゥールビヨンです。この姿勢差による誤差を安定させるために開発された画期的なこのシステムが、スプリットセコンド クロノグラフの計測精度をさらに高めたのです。設計に16ヶ月を費やし、数百個のパーツが使われ、1点だけ製作されたモデルです。
文字盤が表にも裏にも存在するダブルフェイスウォッチ。表側の文字盤には、通常の時・分・秒の針を利用しながら、ベゼルに刻まれた世界の都市名と回転ベゼルによって第2タイムゾーンの時刻を知ることができるワールドタイム、裏側の文字盤にはパルスメーターを装備しました。時を読み取る方法に、新しい概念をもたらしたモデルです。
グランドコンプリケーションの歴史に残る、1点製作の画期的な腕時計です。時打ち機能は、一定の時間毎に鳴るグランドソヌリおよびプチソヌリで、現在の時刻を1時間、15分、1分単位で鳴らすミニッツリピーター。パーペチュアルカレンダー機能は、2100年までプログラムされ、日付と曜日、レトログラード式で12ヶ月名と各月の均時差、閏年の周期、24時間表示、ムーンフェイズ、さらに時計内部の温度まで表示。極めて複雑なムーブメントは、プラチナ950のブロックを加工したエンパイア スタイル(帝政様式)のケースに収納されています。フランク ミュラーが手掛けるまで、これほどまで複雑な機構を備える腕時計は存在しませんでした。さらに、このムーブメントには、1995年にトゥールビヨンが、1998年に60分積算計付きのクロノグラフ、ミニッツリピーター用のパワーリザーブ インジケーター、ムーブメント用のパワーリザーブ インジケーターが加えられました。
フランク ミュラーは伝統的な機構を持ったコンプリケーションウォッチに、数々の機構を加えました。それは、スプリットセコンド クロノグラフ、現在時刻を1時間、15分、1分単位で鳴らすことのできるミニッツリピーター、日付と曜日、レトログラード式の12ヶ月名と各月の均時差を表示するパーペチュアルカレンダー、閏年の周期、24時間表示、ムーンフェイズ、さらに時計内部の温度まで表示する機構です。
フランク ミュラーの卓抜したアイディアが、緻密なミニッツリピーター機構をさらに進化させました。それは、リピーターの作動状況をインジケーターで表示する機構を考案したことです。リピーター機能の作動がひと目でわかるよう文字盤上のレトログラード針が動くので、誤操作を防止することが出来ます。現在、このインジケーター機能の仕組みは、フランク ミュラーの名前で特許を取得し登録されています。
リピーター作動インジケーター付きのミニッツリピーター、レトログラード式の12ヶ月名と各月の均時差を表示するパーペチュアルカレンダー、フランク ミュラーが特許を取得したトゥールビヨン、レトログラード秒針、時計内部の温度表示計など、多岐にわたる複雑機構を搭載。しかも驚くべきコンパクトなサイズで製作し、プラチナ950のブロックから削り出されたケースに収納。研究開発には、3年以上が費やされました。
レトログラード式月別均時差表示付きパーペチュアルカレンダー トゥールビヨントゥールビヨン時計のもっとも複雑な機構にフランク ミュラーの2つの特許機構を組み合わせた、グランド コンプリケーション。しかも、この腕時計には、フランク ミュラーの時計師としての才能が見事に集約されているばかりか、美しさを求める彼の美的な感覚により、3つの複雑機能を洗練されたデザインでまとめています。
キャリバー95は、フランク ミュラーが特許を持つトゥールビヨン、スプリットセコンド クロノグラフ、センター時針、分針、秒針、日付と曜日、レトログラード式の12ヶ月名と各月の均時差を表示するパーペチュアルカレンダー、閏年の周期表示、24時間表示、ムーンフェイズ、時計内部の温度計表示など、多くの機能を備えています。しかも文字盤はダブルフェイスとなっており、まったく表情の異なる時計が反対面に姿を現します。ひとつの腕時計が2つの表情を創りだす傑作で、1点のみ製作されました。
ダブルフェイスとして構築された腕時計の両面にミニッツリピーターを配した、世界初の画期的なモデルです。ダブルフェイスの表と裏で2つのタイムゾーンを表示することのできる機能を備えていますが、さらに、それぞれ独立したミニッツリピーターを搭載し、愛好家が選んだ都市や地域の時刻を、美しい音色で、時、15分、分単位で打ち鳴らすことができるのです。
開口部から眺めることのできる、剣と美しいブリッジ。このトゥールビヨン キャリッジのおかげで、ひと目でフランク ミュラーの作品であることが理解できるインペリアル トゥールビヨンです。1995年に発表したモデルに、再び取り組み、ラウンド型ケース以外の腕時計で初めて、特許を取得している作動インジケーター付きミニッツリピーターをトゥールビヨンに組み合わせたのです。
この腕時計は、1点だけ製作され、グランドソヌリおよびプチソヌリ、ミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダーがすべて組み込まれています。グランドソヌリとプチソヌリは、クリアなチャイムの音により、一定の時刻を1時間、15分単位で告げてくれる機構で、ミニッツリピーターに組み込まれています。複雑機構を製作する技術のなかでも、もっとも高いレベルの技術力や知識が要求されます。
フランク ミュラーには、ご存じのように、数々の複雑機構を研究し、開発し、制覇してきた実績があります。ひとつの腕時計に、これまで制覇してきたミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダー、モノプッシャー スプリットセコンド クロノグラフ、ダブルフェイス クロノグラフを集約。コンキスタドール、つまり征服者であり、制覇した人と名付けられた、世界初のモデルが誕生したのです。
この年、フランク ミュラーは、直径19.15mmという世界最小のトゥールビヨン ムーブメントの開発に成功。トゥールビヨン ムーブメントによる、小型化の世界記録を樹立しました。このムーブメントは、卵のようなフォルムの全体にダイヤモンドをセットしている宝飾時計の心臓部に組み込まれ、卵部分の上面に配されたガラスを通し、時、分を読み取ることができる構造です。
この完全なダブルフェイスウォッチは、1点のみ製作されました。一方の文字盤には全面にダイヤモンドが敷き詰められ、針がなく、1枚の回転ディスクによって時刻が表示されます。もう一方の文字盤には、フランク ミュラー独自のアイディアと機構によるルーレットが配されています。最高レベルの複雑機構には、グランドソヌリおよびプチソヌリとミニッツリピーターの機能も組み込まれています。
プラチナ製の完全なダブルフェイスウォッチで、1点のみ製作されました。一方の文字盤には、現在、特許として登録されているダブルミステリーという機構が組み込まれています。これは、針を使わず、2枚の回転ディスクによって時間と分を表示する初の機構です。この複雑なムーブメントにはグランドソヌリおよびプチソヌリ、そして、ミニッツリピーターとパーペチュアルカレンダー機能も組み込まれています。
この年、フランク ミュラーは、すべての表示がレトログラード式という1点製作の完全なダブルフェイス ウォッチを初めて発表。一方の文字盤では、時、分、秒の各表示を、もう一方の文字盤では、曜日と日付をレトログラード式で表示。複雑なムーブメントには、グランドソヌリおよびプチソヌリ、ミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダーが組み込まれています。
フランク ミュラーは、秒をふたつレトログラード針によって表示する初の方式をこの腕時計で試みました。第一の秒針は0から30秒までを、第二に秒針からは30から60秒までを表示します。
トゥールビヨン レボリューションは、機械式時計の愛好家にとって夢のような時計といえます。ボタンを押すことによってトゥールビヨン ゲージがサファイア クリスタルの風防の近くへ上がり、その細部までを見ることができるのです。オーナー自らがトゥールビヨン ゲージをボタン1つで自由に扱うことができるようになった画期的な腕時計です。
トゥールビヨン レボリューション2はトゥールビヨンの歴史を根底から覆す複雑なシステムと巧みな表現がなされました。ゲージを水平と垂直の2方向に回転させることで、より正確に地球の重力より生ずる精度の誤差を補正します。まさに、腕時計の為に考案されたまったく新しいトゥールビヨンを搭載したコンプリケーションウォッチです。そしてこのトゥールビヨンの回転と連動した2つのレトログラード針がそれぞれ8分、60秒を表示します。
「クレイジー アワーズ」の文字盤の1から12までの数字はランダムに配列され、時針がジャンプすることにより、時刻を表示します。これは時の概念に対する新しいアプローチ方法と言えます。この奇想天外ともいえる腕時計で、フランク ミュラーは従来の時間の秩序にとらわれない新しい時の哲学を打ち立てました。
ケージと水平と垂直に回転させる「トゥールビヨン レボリューション2」に続き、世界発のトリアクシャル(3重軸式) トゥールビヨンを採用した「トゥールビヨン レボリューション3」。お互いに垂直になるように固定された3つの軸を中心に3つのゲージが回転します。驚くべきスペックを携えた奇跡ともいうべきモデルです。
文字盤のインデックスをランダムに配置するという、何にも縛られない自由闊達な創作である「クレイジー アワーズ」と、時計制作技術の中で最も精巧にして最も驚異的は複雑機構であり続ける「トゥールビヨン」。複雑時計の究極の技術による、驚くべきそして夢のような、伝統と革命の融合がなされました。まさにフランク ミュラーにしか存在しない複雑時計です。
フランク ミュラーは過去何年間も世界初の機構、機能を発表し続け、このEvolution3-1にたどり着きました。このモデルに搭載される機構はレボリューション3で実現したトリアクシャル(3重軸式)トゥールビヨンに、パーペチュアルカレンダーを掲載、そしてツインバレルによって生みだされる10日間のパワーリザーブです。
<フライングトゥールビヨン、約8日間パワーリザーブ、プラチナ製マイクロローター>
フランク ミュラーがその総ての技術を結集して作り上げた究極のコンプリケーションウォッチ「エテルニタス」。ラテン語で"永久"という意味を持つこの時計は、使用を続けるかぎり、永遠に止まる事なく動きつづける自動巻き機構から由来しています。
「AETERNITAS (エテルニタス)」は5つの異なるバージョンがあり、いずれも共通のムーブメントが用いられています。トノウ カーベックスのケースに合わせて設計された楕円形形近いムーブメントは、自動巻きで、マイクロローターが6時位置にあり、シールスーバックから眺められます。そのサイズは、縦40.8mm×横33.8mm、厚さ7.3mmです。
このムーブメントの香箱はツインバレル方式で、約8日間のパワーリザーブを備えます。また、キャリッジ径14mmという大きなトゥールビヨンも備え、そのテンプには調整用にプラチナ製のスクリューが用いられ、緩急調整針がありません。デザインにも特徴があり、イニシャルのFMを非常に洗練されたスタイルでトゥールビヨンのアッパーブリッジにデザインしました。このトゥールビヨンはローターの上に置かれ、その様子はシースルーバックになった裏側から見えます。
<フライングトゥールビヨン、パワーリザーブ表示、プラチナ製マイクロローター>
パワーリザーブ表示で瞬時にバレルの残量を確認することできます。
<フライングトゥールビヨン、スプリットセコンドクロノグラフ、24時間アワーインジケーター、パワーリザーブ表示、プラチナ製マイクロローター>
トゥールビヨンとともにスプリットセコンドクロノグラフが搭載されています。このクロノグラフ機構には3個のコラムホイールがあり、瞬間的に切り替わる(アンスタンタネ式)の30分積算計と12時間積算計が、12時位置に120度の扇状(レトログラード式)で置かれ、針で示されます。クロノグラフ針が12時間を超えるところまで動いた場合、終端に達した積算計の針はゼロに戻って、新たな記録へと移ります。2本の針が示すスプリットセコンドクロノグラフ機構がシースルーバックの裏蓋から見ることができます。さらにまた、9時位置には24時間のタイムゾーン表示もあります。
<フライングトゥールビヨン、エターナルカレンダー(1000年表示)、パワーリザーブ表示、2つの24時間アワーインジケーター、プラチナ製マイクロローター>
「エターナルカレンダー」を搭載する世界初の腕時計です。
一般的なパーペチュアルカレンダーは、日付・曜日、月・ムーンフェイズを表示し、各月の大小も計算に入れて自動的に修正を加えるので、使用者が手動で調整しなくても済みます。この機構はさらに閏年も計算に入れますが、西暦で100年を数えるごとに人為的な調整が必要になります。現在使われているグレゴリオ暦では、閏年は400年間を周期として、その間に100年経過するごとに連続して3回省かれ、400年目に復活します。
たとえば、西暦2100年、2200年、2300年は閏年が省かれて平年となり、西暦2000年、2400年、2800年は閏年が復活するのです。
フランク ミュラーのウォッチランドの工房で開発された「エターナルカレンダー」は、どのようなタイプの伝統的な「パーペチュアルカレンダー」とも異なります。すなわちグレゴリオ暦による閏年のルール、つまり100年単位の年号で、それが100で割り切れ、なおかつ400でも割り切れる年は閏年とし、それ以外は平年と定めるルールまでも計算に入れた機構になっているからです。
このエターナルカレンダーの場合、二組の歯車のセットを加えて、カレンダーを1000年周期で動かします。
◆第一の歯車のセットは、10年、100年、1000年周期の歯車が組み合わされ、これらによって1000年周期で年号を表示します。
◆第二の歯車のセットは、カムを利用して、100年経過するごとに閏年を連続して3回省略し、4回目に復活させる周期を制御します。12時位置のレトログラード・デイト(日付)、曜日、12か月名表示、デイ&ナイトと組み合わせた24時間表示、通常の閏年表示などに加え、文字盤の最上部にはイクエーション(均時差)表示もあります。イクエーションもエターナルカレンダーに連動しています。時計のゼンマイが解けて停止し、あとでセットしなおさなくてはならない場合もイクエーションがカレンダーとずれることはありません。
文字盤の下方には、24時間針で示す二つのタイムゾーン表示があります。それらはトゥールビヨンを挟んで右側と左側にあり、時間はケースのプッシュピースでセットがきでます。ケース右下のプッシュピースを押せば、トゥールビヨンの右側に置かれたタイムゾーン表示の針が動きます。たとえば西から東に旅行する場合、このプッシュピースを押せば、時針が1時間ずつ先へ進みます。逆に、ケース左下のプッシュピースを押せば、トゥールビヨンの右側に置かれたタイムゾーン表示の針が動きます。たとえば東から西に旅行する場合、このプッシュピースを押せば時針が1時間ずつ逆戻りします。また、トゥールビヨンと文字盤の中央の間に窓があり、0から999までの年号が表示され、その周期が無限に続きます。
文字盤ではムーンフェイズもこれ以上なく精密に表示されます。表示誤差は1朔望月でわずかに6.8秒。言い換えれば1000年で1日のずれしか生じません。これに対して、一般的なムーンフェイズの場合だと、4年で1日のずれが生じてしまいます。
<フライングトゥールビヨン、エターナルカレンダー、スプリットセコンドクロノグラフ、パワーリザーブ表示、2つの24時間アワーインジケーター>
トゥールビヨン、エターナルカレンダー、スプリットセコンド クロノグラフが搭載された圧倒的なグランドコンプリケーションです。さらに9時位置には24時間のタイムゾーン表示も搭載されています。
<フライングトゥールビヨン、ミニッツリピーター、グランドソヌリ、プチソヌリ、エターナルカレンダー、スプリットセコンドクロノグラフ、パワーリザーブ表示、2つの24時間アワーインジケーター、プラチナ製マイクロローター、他計36項>
フランク ミュラーがその総ての技術を結集して作り上げた究極のコンプリケーションウォッチ「エテルニタス」。その中でも最高峰として君臨する「エテルニタス メガ4」は、機械式時計における、おおよそ全ての機能を包括し、人智と技巧におけるすべての技術を集約しています。唯一無二の複雑機構を備えながら、限られたスペース内に無限ともとれる数のパーツが手仕上げで施され、美しく繊細に動く様子は、人間の英知の奥深さに気づくとともに、見る者すべてに深い感動を与えます。まるで宇宙から地球を眺めるような絶景に近い存在です。
「ギガ」という名称に象徴されるように、時計の約半分の空間を占め、魅せることを追及した直径20mm大型トゥールビヨンを搭載。ロービート(18,000振動/時)でありながら、4つのバレル(香箱)により約10日間のパワーリザーブを実現。スケルトン バージョンは、高度な技術で作り上げられたメカニズムが隅々まで見渡せ、完璧な美の世界を堪能させます。
「サンダーボルトトゥールビヨン」は通常1分間で1回転するトゥールビヨンのキャリッジを1分間で12回転というスピードで回転させ、すべての姿勢差を相殺し高精度を実現しています。
既成の概念を覆す設計理論はフランク ミュラーのトゥールビヨンへの新たな挑戦であり、敬意と矜持の表れでもあります。
小さく集約された時間表示と宙に浮いたように回転するオフセットトゥールビヨンが融合し、古典にとらわれない新たな時間を感じさせる「グラビティ」トゥールビヨン。トゥールビヨンの生立ちを良く知るフランク ミュラーならではの新たなトゥールビヨンとして完成しています。まるで自転する惑星が太陽の周りを公転するように天体の運行を思わせる優雅な遊星運動が特徴です。その為、代表的なトゥールビヨンとは全く違う個性があり、限りなく重力に縛られない理想が追求されています。