CINTRÉE CURVEX MAJESTIC
Tono Curvex Double Pastille Diamond
「マジェスティック」とは、単に豪華さを指す言葉ではありません。それは、時代がどのような状況にあっても未来を信じ、なおも上を見上げようとする人間の姿勢を映し出す美意識です。フランク ミュラーは、その姿勢を“時”というかたちに昇華させました。
本作は、1930年代のアメリカン・アールデコが体現した「上へ向かう精神」を設計思想として取り入れたタイムピースです。
1931年に竣工したアールデコ建築のエンパイア・ステート・ビルは、不況下にあってなお「未来は上にある」と示した象徴的な建築でした。ロビーに設置された建築意図を物語るレリーフには、中央にビル、その背後には地図、そして頂点から放射する光が描かれています。それは神々しい光ではなく、人間の技術が放つ光を表し、機械文明が世界を照らすという近代の信念を象徴しています。
アールデコの本質は建築様式にとどまりません。垂直性、速度、機械美を強調し、“上へ向かう意志”を細部まで形にすることにあります。その意図は、「マジェスティック」のダイアルにも、明確な構造として表現されています。
12時側のビザン数字のインデックス、「FRANCK MULLER GENEVE」のロゴ、時分針、6時位置のスモールセコンド。これらは一本の縦軸上に整えられています。この直線的な構図が、ダイアルに明確な縦のラインを生み出しています。それにより視線は6時側から12時側へと自然に上へ導かれます。空へ突き上げるアールデコ建築と共通する構造です。6時位置のスモールセコンドには、ダイヤモンドが円を描くように配されています。その円は地球を想起させ、その内部で秒針が静かに時を刻みます。
さらに、時分針の根元から広がるサンレイ ギョウシェが目に留まります。中心から外周へと放射する彫刻は、単なる美しさの表現ではありません。アールデコを象徴するモチーフであり、人間の技術が放つ光を表しています。さらにスモールセコンド内にもサンレイ ギョウシェを施すことで、精緻な彫刻とダイヤモンドの輝きが響き合います。
マジェスティックが追求したのは、装飾の華やかさではありません。“上へ向かう”という意志を、デザインに宿すことです。この時計には、未来を信じて前を向く人の姿勢が重ねられ、そのような時間を大切にする人に寄り添うタイムピースなのです。
PRODUCT NO.
1750S6MAJESTIC12D1R 5N
SPEC
hand-rolled
Waterproof for everyday life
CASE MATERIAL
18K pink gold x diamond