A Style All Your Own 自由で、遊び心を満喫する女性とともに、若さ溢れる感性で表現する。
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海から届く気配に、微妙な変化が感じられる。日の出と日没の時間帯に限った感覚ではあるが、季節は、少しずつ動いている。やはり、真っ盛りの夏が過ぎ、落ち着きを取り戻したのだ。おかげで、海を見晴らすデッキでも、柔らかな光と風に満たされ、居心地にも軽快感が出てきている。

盛夏が終わる頃になると、必ず、何処かへ出かけたくなってしまう。決して、カレンダーを無視し、社会の動きに逆らっているわけではない。肌で感じる季節の移ろいが、背中を押しているに違いない。できるだけ遠く、できるだけ異なる文化が満喫できるところへ、飛びたくなるのだ。

フッと、書棚に飾られたポートレートに気づいた。飛びたくなって出かけた、遠い目的地のものだ。日常とは異なる文化を味わい、弾けるような笑顔と、季節に逆らって着込んだウィンドブレイカーのバランスが不思議である。気になった画像なので、わざわざ紙焼きにして額装してある。

12時間以上ものフライトの結果、たどり着いた目的地。暮らす場所と同じ北半球にあっても、カレンダーの季節はもちろん、言語も、文化も、食べ物も、異なっている。だから、旅は、できるだけ経験すべきである。それも、できるだけ年齢の若いうちに経験すべきではないだろうか。

いろいろ落ち着き、平穏を取り戻し、きっと、自由に旅を謳歌できる機会が戻って来る。そのときは、サッサと航空券を手配し、飛び立ちたい。

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マスターバンカーが、いよいよ、ヴァンガード コレクションに登場。旅に出かけていないときはもちろん、旅へ出かけていても、素早く世界の時刻を知ることができる。

世界各地にある金融マーケットの現地時刻を、瞬時に読み取ることのできる腕時計が欲しい。フランク ミュラーの友人でもある、ある銀行家によるひと言が、発想のキッカケだったという。そこで、1996年、1個の自動巻きムーブメントながら、世界3個所の異なるタイムゾーンの時刻を表示できるマスターバンカーを製作し、発表したのである。

世界3個所の時刻調整や設定は、1本のリュウズのみで行うことが可能なので、使いやすさばかりか、機能性をも備えている。この機構は、複雑な機構を知り尽くしたフランク ミュラー独自のもので、永い機械式時計の歴史のなかでも初めて実用化された機構のため、特許として登録している。

使い手にとって最高の伴侶となるよう、最善を尽くして製作されたマスターバンカーは、時を知り尽くしたフランク ミュラーらしい、究極の技と叡知によって生み出されたのである。おかげで、マスターバンカーは、金融関係の時刻を知りたいビジネスマンばかりか、世界を駆け巡る旅行者が、優れたトラベルウォッチとして愛用するケースも多い。

FRANCK MULLER Story 大胆な発想の背景には、“時の哲学”の存在を感じさせる。
実は、やり遂げなければいけない機構が、まだまだ残っている。
FRANCK MULLER Story 01

複雑な機構をシンプルにつくる。フランク ミュラーが、腕時計を製作するときに心掛ける大切な発想です。もう、思想に近いものである、といっても過言ではありません。ただ、言葉にするのは簡単なのですが、この発想は、なによりも苦労するところでもある、と言い添えています。

「残念なことに、勘違いしている人が多いのです。機械式時計は、機構が複雑であればあるほど凄い存在である、と考えられているのですが、それは間違いです。シンプルな機構のものこそ、精度も向上しますし、故障もしません。当然ですが、部品点数が少なければ少ないほど、問題が発生する箇所も少なくなるわけです。ただ、複雑な機構をつくるのではなく、いかにしてシンプルに複雑な機構をつくることができるか。ここが大切なところであり、時計師としての腕の見せどころ、でもあります」

そのため、このような腕時計をつくりたい、という目標が定まったら、フランク ミュラーが、最初に考えるのは、どれだけパーツの数を少なくして、どれだけ精度の高い腕時計にできるか、ということです。逆に、幾つでもパーツを使って構わない、と言われると困るそうです。使用するパーツの数に制限がないと、腕時計としての精度は期待できないし、故障のリスクも高くなるのです。また、複雑な機構を、できるだけシンプルにつくるという能力は、技術的な能力というより、センスかもしれません。

「なぜ、複雑な機構をシンプルにつくることができるのか。それは、すべてを自分自身でつくることができるからです。最初から最後まで、手作業でつくることができるから実現できるのだと思います。頭のなかで、練り上げている時点で、つねにシンプルに仕上げることを考えています」

フランク ミュラーは、複雑な機構をシンプルにつくる努力をしていますが、なかなか理解してもらえないようです。たとえば、マスターバンカーも、1個の自動巻きムーブメントで、世界3個所の異なるタイムゾーンの時刻を表示するため、複雑な機構を搭載。しかも、一般的な複雑機構による腕時計とは異なる面白さがあります。

「マスターバンカーは、位置づけとしては、複雑な機構を搭載した腕時計です。しかし、私にとってのコンプリケーション ウォッチ/複雑時計とは、複雑な機構を搭載しているもの、あるいは、見た目が複雑なもの、という意味ではありません」

「マスターバンカーは、文字盤など、一見するとシンプルですが、画期的な機構を備えていますから、コンプリケーション ウォッチであると考えています。マスターバンカーのための機構は、単純化するのが難しく、他の複雑な機構と同じように、情熱を注がなければ生み出すことは不可能でした。だから、開発するときの力の入れ具合も、腕時計としての面白さも、複雑機構による腕時計であることは間違いありません」

さて、フランク ミュラー自身が、時計師になることを決意して約45年、ブランドを創設して30年。今後、どのような機構が登場するのか、気になるところです。

「次は、なにをつくるのですか、と聞かれる機会が多くあります。そんなときには、現在、開発中ですとか、進行中です、と答えます。これまで、皆さんを驚かせるような機構を幾つもつくってきましたので、もう、やり尽くしたのでは、と言われます。実は、やり遂げなければいけない機構が、まだまだ、たくさん残っているのです」

“時の哲学”という独自の境地に到達し、現代の天才時計師と讃えられるフランク ミュラー。磨き上げてきた独自の境地からは、目を離すことができません。

FRANCK MULLER Story 02

WPHH 2021

フランク ミュラーは、2021年の新作を発表。
いち早く、フランク ミュラー愛好家の皆さまには、ジュネーブ近郊、フランク ミュラー ウォッチランドから、オンラインにて最新情報をお届けします。

>>> Click  bellow for the information of new collection 2021

World Presentation of Haute Horlogerie 2021

CINTREE CURVEX