ワインの銘醸地から、久々の知らせだ。フランスでエッチングを習得し、再び渡仏し、ワインを学んできたというワイナリーのオーナーからだ。弾んだ声は、ワインの熟成具合はもちろん、クラフトビールのブルワリーを併設したホテルをオープンしたと告げる。思わず、ビールとホテル?と聞き返した。
ますます、興味は尽きない。盆地の奥まった場所に位置する、洒落た建物を目指す。ブルワリーとホテルは、ワイナリーの背後らしい。アーティスト然としたオーナーは、ワインは、産地と文化に影響されるから、テロワールを無視することはできない。しかし、ビールは、文明のお酒であり、完全に技術の結晶なのだと断言する。ビールには、レシピも、設計図も存在するという。
ブルワリーで地域を盛り立てるため、ホテルを併設し、宿泊できるブルワリーで次のステージへ。美味しいビールとワインを味わい尽くすための、大人がワクワクするための、日常からの解放である。フランスの美術学校で学んだオーナーの感覚が満載された3室だけのホテルでは、自然のなかに身を委ね、ビールとワインを際限なく満喫できるよう、凝った味覚で出迎えてくれる。
ブランド設立から30年を経て、フランク ミュラーは、新たなトノウ カーベックスを創造。初代トノウ カーベックスは、フランク ミュラー自らが考案し、独創的な三次元曲線フォルムによって多くの愛好家を魅了してきた。ブランドの象徴でもある銘品が、いよいよ次のステージへと進化していく。
「複雑な物事をただ複雑に組立てるだけなら、それはむしろ単純な作業である。複雑な物事をシンプルに表現することが、最も複雑で困難な仕事なのです」
進化したのは、GRAND CINTRÉE CURVEX/グランド カーベックス。
グランド カーベックス
GRAND CINTRÉE CURVEX/グランド カーベックスは、現代的な解釈でアレンジされ、進化しています。まるで球体を切り取ったかのようにダイナミックに湾曲したケースは、ストラップの取り付け位置までサファイアクリスタルの風防が覆っています。そればかりか、湾曲した文字盤の視認性を大幅に向上させ、複雑な構造ながら、シンプルで端正なスタイルに仕上げています。
そのため、ケースデザインを内部構造から大幅に見直しました。それは、ベセル部をケースから独立させた複雑な構造とし、インナー カーベックスと呼ぶ内側のケースを異なる素材で組み合わせ、美しいバイカラーのケーシングを可能にしているのです。
さらに、ダイヤルには、このモデルのために伝統技法をアレンジしたClou de Paris/クルー ド パリと呼ぶギョウシエ彫りを採用し、全方向に丸みを帯びたダイヤルにはビザン数字を立体化したアプライド インデックスを配しています。そして、カーベックスのシルエットと完璧に一体となったストラップは、確実にネジ式で固定し、美しいばかりか、最良の装着感まで実現。創造的な曲線美をはもちろん、繊細かつダイナミックなダイヤルなど、フランク ミュラーならではの、秀逸で、魅力的なコレクションです。
CX36SCATSTGJ ACAC / CINTRÉE CURVEX
Location of Photo Shoot :
STAY366