時の慈しみ”で演出する、ROCKの夏。

サントレ カーベックスというのが、正式な名称です。1986年、フランク ミュラーの熱烈な愛好家である奥さまのために、フランク ミュラー自身の発想によって1本だけ製作し、ビチェンツァで開催された見本市に出品された『CINTRÉE CURVEX/サントレ カーベックス』。すると、瞬く間に注目され、話題を集めたのです。ケースからサファイアガラス、さらには、裏蓋に至るまで、腕時計全体を緻密に計算した3次元曲線によって構成し、3本の曲線の完璧なバランスによって成立しています。製造には精緻な工作技術が要求されますが、1992年、ブランドとしてスタートする際、代表的なコレクションとして発表されました。

ROOK 50th Anniversary × FRANCK MULLER
ビザン数字
ROOK 50th Anniversary × FRANCK MULLER
中澤 輝仁さん
中澤 輝仁さん

「現在、第4の人生です」と語るのは、とても80歳近いとは思えない中澤 輝仁さん。山梨県庁の幹部職を定年退職した後、公益財団法人の役員、国会議員の政策秘書を務め、現在、1日1組限定の手打ち蕎麦処を開業しています。だから、第4の人生、なのです。「ある人が、ボクの性格を、坂の上に坂がある人だと言うんです。つまり、坂を登りきった後でも、次の坂が見えると登りたくなってしまう。第4の人生も、坂を登ることを途中で止めたのではなく、それぞれの坂の頂きに立ち、その後、次の坂を登っていることになります」。10歳まで暮らした古民家に戻り、開業した蕎麦処の前には、樹齢100年を超えると思われる太白桜があり、店名の由来となっています。ROCKの舩木兄弟とは、県庁時代からの付き合いだということです。

Franck Muller